フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトン(ミュンヘン)は29日、新規株式公開(IPO)後初めて決算を発表した。販売が好調で、上半期(1~6月)の売上高は前年同期比7%増の135億ユーロへと拡大。営業利益は約25%増の11億ユーロとなり、売上高営業利益率は前年同期の6.8%から7.9%へと上昇した。税負担の減少と金利収入の増加を受けて、税引き後利益は65%増の7億9,200万ユーロと大きく拡大した。
新規受注台数は12万491台で、前年同期を6%下回った。欧州連合(EU)やロシア、インド、トルコでトラック受注が減少。メキシコとイラン、サウジアラビアではバスの受注が落ち込んだ。同期の販売台数(約10%増の12万3,336台)に対する新規受注の割合(BBレシオ)は0.98だった。