保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が2日発表した2019年第2四半期(4~6月)決算の営業利益は31億5,900万ユーロとなり、前年同期を5.4%上回った。生命・医療保険部門が好調で、損害保険部門の不振が相殺された格好。売上高は6.1%増の332億ユーロ、株主帰属の純利益は13.1%増の21億4,000万ユーロだった。
生命・医療保険部門の営業利益は14.5%増の12億3,100万ユーロへと拡大した。投資収益は振るわなかったものの、事業規模の拡大と米国での特別利益で全体が強く押し上げられた。損保部門では投資収益の減少が響いて、5.0%減の13億8,300万ユーロへと落ち込んだ。資産運用部門は4.1%増の6億7,800万ユーロだった。