機械業界の上期受注9%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の上半期(1~6月)の新規受注高は前年同期比で実質9%減少した。世界経済の減速や通商摩擦などの政治リスク、自動車業界の構造転換が直撃。国内と国外受注がともに9%落ち込んだ。

6月の新規受注高は前年同月を実質5%割り込んだ。国内が16%、ユーロ圏(ドイツを除く)が9%減少して足を強く引っ張った格好。ユーロ圏外は大型受注が前年同月を上回ったこともあり2%増加した。

新規受注高を特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、4~6月は前年同期比で実質8%低下した。国内が12%、ユーロ圏が7%、ユーロ圏外が5%の幅で落ち込んだ。

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