ドイツ連邦統計局が13日発表した7月の卸売物価指数は前年同月比で0.1%低下した。4月には前年同月を2.1%上回っていたが、上げ幅は5月に1.6%、6月に0.3%へと縮小。7月はついに前年同月割れとなった。物価に占める比重が大きい石油製品の下げ幅が前月の2.1%から3.1%に拡大したことが響いた。
下げ幅が特に大きかったのはスクラップ・リサイクル材料で、9.5%に上った。コンピューター・周辺機器・ソフトウエアも5.7%下落した。
上げ幅が特に大きかったのは家畜・ペットで、14.0%に上った。食肉・肉製品も5.2%増と大きく伸びた。
卸売物価は前月比では0.3%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。