Toyo Tires:トーヨータイヤ―欧州に初のR&D拠点―

トーヨータイヤは8日、技術開発拠点「欧州R&Dセンター」を独西部のヴィリッヒに開設すると発表した。同社が欧州に開発拠点を持つのは初めて。今秋にも稼働を開始する。2022年に予定する欧州生産のスタートに先駆けて現地に開発基盤を確保し商品開発力を強化する意向だ。

トーヨータイヤはセルビアのインジアにタイヤ工場を建設し、22年1月から生産を開始する。新センターではこれを見据えて、素材調査、材料評価、配合開発、工法開発などを行う。新技術・次世代モビリティに関する情報収集も進める。

同センターの社員数は22年時点で約10人を予定する。日本人技術者はそのうちの3人を占める。

同社はこれまで日本と米国でR&Dセンターを運営してきた。欧州R&Dセンターを開設すると日米欧3極のグローバルな開発体制が整う。各R&Dセンターは技術・商品情報を共有するとともに、連携を通して開発を加速する考えだ。

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