Wirecard:ワイヤーカード―ソフトバンクの出資先ホテルと協業―

金融サービス大手の独ワイヤーカード(アッシュハイム)は20日、ソフトバンクの出資を受けるインド系ホテルチェーン大手のOYOと協業すると発表した。ワイヤーカードがソフトバンクの出資先と協業するのはこれで2件目となる。

OYOは2012年の設立。小規模ホテルなどと提携して、格安宿泊サービスを展開している。世界80カ国の800都市に進出し、2万3,000強のホテルと12万5,000強の貸別荘を系列化している。客室数ベースでは世界3位のホテルチェーンだ。

ワイヤーカードはOYO向けに金融サービスを提供し、予約から決済までの手続きを簡単に行えるようにする。

ワイヤーカードは決済サービスの有力企業で、ソフトバンクとは4月に戦略協業合意した。デジタル分野でソフトバンクの出資先企業と協業することを取り決めており、7月にはソフトバンク系の巨大投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」から出資を受ける独アウト・アインツ・グループ(自動車販売ポータル)と戦略協業を取り決めた。ソフトバンクはワイヤーカードの転換社債9億ユーロを引き受けており、5年後に株式に転換できる。

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