Wirecard:ワイヤーカード―業績予測引上げ―

決済サービス大手の独ワイヤーカード(アッシュハイム)は7日の決算発表で今年と来年の業績予測を引き上げた。上半期(1~6月)決算が極めて好調だったうえ今後も事業の拡大が見込めるためで、2019年12月期の営業利益(EBITDA)を従来予測の「7億6,000万~8億1,000万ユーロ」から「7億6,500万~8億1,500万ユーロ」へと上方修正。20年12月期の売上高も「30億ユーロ」から「32億ユーロ以上」へと引き上げた。

19年6月中間期決算の売上高は12億980万ユーロとなり、前年同期比で36.7%増加した。ネット通販の世界的な拡大を受けて、同社のプラットホームを利用した決済の額が37.5%増の773億ユーロへと大幅に伸びたことが大きい。EBITDAも35.8%増えて3億4,210万ユーロとなった。税引き後利益は50.7%増の2億3,750万ユーロだった。

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