上期の航空貨物取扱量3.3％減少、対アジアが足かせに

ドイツ連邦統計局が26日発表した国内主要空港の上半期（1～6月）の航空貨物取扱量（郵便を含む）は232万トンとなり、前年同期を3.3％下回った。世界的な景気低迷を背景に対アジアで6.0％減少。全体が強く押し下げられた。

積込み量は122万トンで、5.0％減少した。国外向けが5.3％減少。減少幅は欧州向けで5.6％、欧州域外向けで5.1％に上った。アジア向けは7.5％減と大きく落ち込んだ。

荷下ろし量は1.2％減の116万トンと、積み込む量に比べ減少幅が小さかった。欧州域外向けは3.5％落ち込んだものの、欧州向け（ドイツ国内を除く）が3.8％増加。減少幅が緩和された。