自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は9月27日、トラック用自動運転ソリューションを開発する中国のスタートアップ企業トランク(Trunk)に資本参加したと発表した。物流需要の拡大を背景に中国など多くの国でトラック運転手が不足していることから、自動運転トラックの将来性が高いと判断。ベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタルを通して出資を行った。出資額と出資比率は明らかにしていない。
トランクは北京に本社を置く企業で、ハードウエアとソフトウエアを組み合わせた自動運転ソリューションをトラック向けに開発・販売。同社のソリューションは港湾内および港湾と倉庫を結ぶコンテナ輸送などで活用されている。中国最大の港湾運営会社である招商局港口控股と戦略パートナーシップを結ぶ。顧客には天津港やトラック大手の中国重型汽車集団が名を連ねる。