化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は9月30日、ベルギーのアントワープ工場でエチレンオキシドの生産能力を増強すると発表した。エチレンオキシドの誘導体に対する需要が日用品、化粧品、自動車産業などで拡大していることに対応する。
5億ユーロ強を投じてエチレンオキシドとその誘導体の生産施設を設置する。生産能力は年40万トン。2022年から段階的に操業を開始する。
BASFはエチレンオキシドを欧州ではアントワープとルートヴィヒスハーフェンで生産している。生産能力は現在、計84万5,000トン。アントワープ工場の新施設が完成すると約1.5倍に拡大する。