スマートシティ独1位はハンブルク

情報通信業界連盟(Bitkom)が15日発表したドイツの大都市のスマートシティ度(デジタル化の進展度)ランキングで、同国北部のハンブルクがダントツの1位となった。すべての評価項目で高得点を獲得。「社会」と「エネルギーと環境」の2分野ではトップを獲得した。

スマートシティ度ランキングは「行政」「ITと通信」「エネルギーと環境」「モビリティ」「社会」の5分野で計35項目を評価。満点は総合も各分野も100点となっている。

ハンブルクは総合評価で79.5点を獲得した。2位のカールスルーエ(69.0点)を10ポイント以上、引き離している。2位から5位のミュンヘン(67.7点)までは差が小さい。

カールスルーエはモビリティ分野で特に高い評価を受けた。無人シャトルバスや自動運転のパイロットプロジェクト、様々な移動手段を連携させるインターモーダル交通構想が評価された。

3位はシュツットガルトで、68.6点を獲得した。駐車場の空きスペース情報をネットで提供するサービスや、カーシェアサービスの充実、斬新の物流コンセプトが得点を押し上げ、モビリティ分野で1位となった。

4位ベルリンは市民向けのデジタルサービスの充実がポイントの押上げ要因となった。公共交通機関やタクシー、カーシェア、ライドシェアなどをカバーする包括的な移動アプリを全国で初めて導入したことも大きい。

5位のミュンヘンは公衆無線LANなどデジタルインフラの充実が高く評価された。

マンハイムは総合20位ながら行政分野で1位となった。

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