コベストロ―第3四半期の営業益半減―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)が28日発表した2019年第3四半期(7~9月)決算の営業利益(EBITDA)は前年同期比50.5%減の4億2,500万ユーロと大きく落ち込んだ。経済の世界的な低迷が直撃。特に自動車業界向け事業が振るわなかった。純利益は70.4%減って1億4,700万ユーロとなった。

売上高は37億200万ユーロで、前年同期を14.6%割り込んだ。販売量は2.1%増えたものの、販売価格が18.5%下落したことから、大幅な減収となった。

部門別でみると、ポリカーボネイトのEBITDAは58.1%減少。ポリウレタンも同54.6%落ち込んだ。販売価格はそれぞれ20.7%、24.4%下落した。販売量は各6.8%、2.5%増えている。

コーティング・接着剤部門のEBITDAは11.9%低下した。売上高は3.0%減で、販売価格は2.1%、販売量は4.7%落ち込んだ。

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