豊田合成―独子会社を売却―

豊田合成は22日、独生産子会社豊田合成メテオール(TGM)を同国の事業ファンドの傘下企業AEQPHに完全売却すると発表した。苦戦する欧州事業を整理する。12月末までの譲渡・経営権移転手続き完了を見込む。今回の売却に伴い2020年3月期に事業整理損失210億円を計上する。

TMGは14年4月の設立。独北部のボッケネムに本社を置く。ドア枠や窓枠などに装着して雨風や騒音から室内を守るウェザストリップ製品を手がけている。従業員数は1,359人(3月末時点)。米国に従業員数315人の生産子会社メテオールシーリングシステムを持つ。豊田合成はTMGを同子会社も含めてAEQPHに譲渡する。

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