兼松―独社に出資、プリンター事業の業容拡大へ―

兼松は16日、デジタルイメージング関連のソフトウエアの開発・販売を手がける独di

support社の株式を一部取得したと発表した。di

supportの技術・販売力と、兼松の経験や幅広いネットワークを融合し、同社の欧州域内における販売拡大と海外展開を後押ししていく。出資比率と出資額は明らかにしていない。

di

supportは2000年の設立。デジタルイメージング分野で革新的なサービスを提供している企業として写真業界で高い認知度を持つ。これまでドイツ語圏を中心に大手小売業者と提携し、デジタル写真のインスタントプリントサービスを展開してきた。スマートフォンユーザーをターゲットにこのほど立ち上げた新たな写真プリントサービス「プリントキューブ」では、独自のスマートフォンアプリにより生成されたQRコードをスキャンすることで、簡単に写真をプリントできる。ユニークな操作性とキュートなデザインが評価され「2020年ドイツデザイン賞」を受賞致した。

兼松は中期ビジョン「future

135」で付加価値の獲得を目標に掲げており、プリンター事業の拡大も重要なビジネスのひとつと位置付けている。di

supportへの出資によりグループの販売・マーケティング力を底上げし、プリンター事業の業容拡大を目指す。

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