非接触決済の利用者、デビットカードで32%

非接触決済機能を持つデビットカードの持ち主の32%が同機能を利用していることが、ドイツ連邦銀行(中銀)の調べで分かった。クレジットカードでは同39%に上っており、連銀のブルクハルト・バルツ理事(決済担当)は、非接触決済は日常生活で使われるようになっているとの見方を示した。

調査は連銀の委託を受けて市場調査会社インファス・クヴォが消費者3,122人を対象に実施した。それによると、デビットカードの保有者は全体の95%、クレジットカードは同48%に上った。これらのカードのうち非接触決済機能を持つものはデビットカードで49%、クレジットカードで40%にとどまった。

一方、店頭での支払いに利用するアプリでは「ペイバック・ペイ」が最も多く、全体の12%に上った。これに「貯蓄銀行/信用協同組合のモバイル決済アプリ」が11%で続いた。米IT大手系の「グーグルペイ」と「アップルペイ」はそれぞれ5%、4%にとどまった。

ネット通販の決済方法では「請求書払い」が最も多く、69%に達した。これに「ペイパル」が68%、「口座引き落とし」が59%で続き、「クレジットカード」は37%とやや少なかった。

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