1月失業者が実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1月30日発表した1月の失業者数は242万6,000人となり、前月を19万8,000人上回った。冬季で屋外労働需要が減ったことや景気低迷が反映された格好。ただ、季節要因を除いた実質ベースでは2,000人減とわずかながら縮小しており、BAのデートレフ・シェーレ長官は、労働市場は全体的にみると依然として力強いとの見方を示した。

失業率は5.3%(名目)となり、前月を0.4ポイント上回った。失業者数は前年同月比では2万人の増加だった。

国際労働機関(ILO)基準の昨年12月の失業率は3.2%で、前月を0.1ポイント上回った。

1月の求人件数は66万8,000件で、前年同月を9万件下回り、季節要因を加味した前月比でも1,000件減少した。求人はなお旺盛なものの、勢いは弱まっている。

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