英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴い独フランクフルトの金融業界では2021年末までに約3,500人の新規雇用が創出される見通しだ。ヘッセン・テューリンゲン州立銀行(Helaba)のアナリストがロイター通信に明らかにした。離脱期限は当初、昨年3月末となっていたことから、すでに多くの新人材が同市で勤務している。
Helabaの昨年秋の調査によると、ブレグジット決定に伴ってロンドンからフランクフルトへの業務移管や現地事業の拡大を決めた銀行(ドイツの金融機関を除く)は31行に達した。パリなどの競合都市を大幅に上回っている。