自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2月26日、自動運転技術の分野で高い技術を持つ中国のスタートアップ企業、馭勢科技(UISEE)に出資すると発表した。ベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)が現地の投資会社とコンソーシアムを組んで製品とサービスの開発を支援していく。
UISEEは自動運転と人工知能(AI)の専門家が設立した企業で、米半導体大手インテルの中国研究部門を統括してきたGansha
Wu氏が最高経営責任者(CEO)を務める。同社の自動運転システムはセンサースタック、コントローラー、アルゴリズム、ツールチェーンなどで構成される。当面は空港や工場など非公共交通エリア向けソリューションの開発に注力する意向で、香港国際空港では先ごろ、同社製荷物運搬トラクターの実用が始まった。