エレクトロニクス商社のコアスタッフは3月27日、欧州子会社を独西部のデュッセルドルフに立ち上げたと発表した。欧州エリアの販売拠点として部品調達をはじめとする各種サービスを提供していく。
同社にとって欧州進出は初めてであったため、システム導入にかかるコストの増大や納期遅延による事業立ち上げ遅れなどのリスクが想定され、業務全体の効率化と早期システム稼働を同時に実現できる新たな基幹系システムの整備が大きな課題となっていた。このため進出の企画段階からNTTデータ、NTTデータ九州と共同でEPRシステムの導入を検討。この結果、NTTデータ九州の業界特化型ERP「ベアド」テンプレートとクラウドで構築したERPシステムによって早期のシステム稼働を実現した。目標としていた立ち上げ初年度での独子会社の黒字化を達成する見込みだ。