新型コロナウイルスの感染拡大とそれに対する当局の対策を受けて、消費者が特定の商品を買いだめしていることが、連邦統計局が3月25日に公表したデータで分かった。学校の閉鎖や外出自粛要請があった2020年第12週(3月16~22日)は石鹸の小売販売量が19年8月~20年1月(6カ月)の平均に比べ337%増加。トイレットペーパーと米もそれぞれ211%、208%拡大した。
時系列でみると、消毒液は第9週(2月24日~3月1日)に659%増、第10週(3月2~8日)に751%増と急拡大。第11週(3月9~15日)も206%の伸びを記録した。だが、店頭での極端な品薄を反映して第12週になると一転して49%減少した。
トイレットペーパーは第9週が56%増、第10週が99%増、第11週が131%増、第12週が211%増と加速度的に増え続けている。パスタは各週の増加幅が100%を超える。
米は第9週に206%増えたものの、第10週には増加幅が41%へと鈍化。その後は第11週が163%、第12週が208%と再び拡大している。