卸売物価の下げ幅拡大、3月は-1.5%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比1.5%減となり、下げ幅は前月の0.9%から0.6ポイント拡大した。同物価の下落は2カ月連続。最大の押し下げ要因は石油製品で、下げ幅は前月の2.9%から10.4%へと大幅に膨らんだ。

下げ幅が最も大きかったのはスクラップ・リサイクル材料で、27.1%に上った。古紙では84.3%に達している。鉄スクラップは14.6%。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料(-6.6%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(-6.2%)は下落幅が大きかった。

家畜・ペット(+31.8%)、食肉・肉製品(+9.3%)はこれまでに引き続き大きく上昇した。

卸売物価指数は前月比でも0.4%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。石油製品が5.5%低下して全体が強く押し下げられた格好だ。

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