ティッセンクルップ―車用ばね・スタビライザー工場を統廃合―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は28日、自動車用ばね・スタビライザー分野で生産拠点を統廃合すると発表した。業界の過剰生産能力と製品価格の低下を受けて赤字が続いていることから、ドイツ国内の2拠点を1拠点に集約。黒字転換を図る。

独西部のオルペにある工場を2021年末で閉鎖し、同国の事業を約60キロ離れたハーゲンにある工場に一元化する。これに伴い従業員490人を削減する計画。オルペ工場では330人の全従業員を整理する。

自動車用ばね・スタビライザー分野の生産拠点はドイツ、ハンガリー、メキシコ、中国に計9カ所ある。従業員数は約3,400人。

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