独自動車部品大手コンチネンタルのパワートレイン子会社ヴィテスコ・テクノロジーズ(レーゲンスブルク)は21日、中国・天津市に電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)車向け製品の研究開発(R&D)拠点を設置すると発表した。世界最大の自動車市場である同国で顧客との関係を強化する狙い。
延面積9,000平方メートルの施設を建設し、2021年に完成させる。同R&D拠点ではシステム、ソフトウエア、エレクトロニクス、メカニクス、メカトロニクス、テスト分野の活動を行う。上海にある既存のR&D拠点と緊密に連携する計画だ。
ヴィテスコは昨年10月、天津に工場を開設した。自動車大手PSAと現代の電動車向けに、インバーターと発電機、減速機を統合した電気駆動システムを生産している。今後数カ月以内にさらなるメーカー向けに供給を開始する予定だ。