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2020/5/13

ゲシェフトフューラーの豆知識

社会的距離の順守状況をカメラで監視、事業所委の同意は必要か

この記事の要約

同社では従業員監視用のカメラを以前から使用しており、雇用主はこれを利用して新たに社会的距離(同社では2メートル)の順守状況をチェックしようとした。

原告の事業所委は監視カメラの導入には以前の時点で同意していたものの、社会的距離の順守状況をチェックするために監視カメラを使用することについて同意していなかった。

雇用主はこの目的のための監視を事業所委に打診することなく、一方的に開始したことから同委は共同決定権を侵害されたと批判。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ドイツでは現在、最低1.5メートル(ないし2メートル)の社会的距離を保つことが義務付けられている。このルールは小売店や公共交通機関だけでなく、職場にも適用...

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