ドイツ連邦統計局が2日発表した2018年の国内ごみ排出量は前年比1.2%増の4億1,720万トン(暫定値)となり、統計を開始した06年以降の最高を更新した。建築ブームを背景に同分野の排出量が3.6%増えて全体が強く押し上げられた格好。国内ごみ排出量は06年に比べると11.9%増えた。
18年に排出されたごみのうち81.1%はリサイクルないしエネルギー化の形で有効利用された。同割合は06年時点で74.3%にとどまっており、6.8ポイント上昇した計算。発電などの形でエネルギー化されたごみの量が1,800万トンから約2.7倍の4,800万トンへと増えたことが大きい。
リサイクルされたごみの量もこの間、12%増の2億9,050万トンに増えたものの、リサイクルされたごみの割合は06年(69.4%)とほぼ同じ69.6%にとどまった。