製造業受注残高が2カ月連続増加、国外がけん引

ドイツ連邦統計局が17日発表した製造業の7月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.1%上回った。増加は2カ月連続。国内受注の残高は0.3%減少したものの、国外が0.3%増加し、差し引きでやや拡大した。7月の受注残高は新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の2月に比べると1.1%低い水準にある。

部門別では中間財が前月比で1.4%増加した。投資財は0.3%、消費財は0.1%それぞれ減少した。

受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は6.3カ月で、前月の6.2カ月からやや拡大した。拡大は4カ月連続。消費財が2.3カ月から2.4カ月へと増えた。投資財(8.9カ月)と中間財(3.0カ月)は横ばいだった。

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