キュアバック―第2相臨床を開始―

独バイオ企業キュアバック(テュービンゲン)は9月29日、新型コロナウイルス用ワクチンの第2a相臨床試験を開始したと発表した。適正な接種量を特定するとともに、高齢者の副作用を確認する。同社は第1相臨床試験と第2a相臨床試験の結果を踏まえ、治験の最終段階に当たる第2b相/第3相臨床試験を全世界の最大3万人を対象に、10~12月期中に始める計画だ。

第2a相臨床試験をペルーとパナマで始めた。参加するのは健康な人690人。61歳以上の高齢グループと18~60歳の若年グループに分ける。接種は28日間隔で2回、行う。マリオラ・フォーテインムレツェク最高技術責任者(CTO)は高齢者にとって安全なワクチンを提供したいと語った。

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