ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズは14日、ドイツでサービスを開始したと発表した。西欧市場への参入はこれが初めて。巨大な国内市場を持つドイツを皮切りに、フランス、イタリア、スペインへの進出も計画している。
ドイツでは専用ウェブサイト「de.wildberries.eu」とスマートフォンのアプリを通じて、ロシアのものも含む4万のブランドから約400万点の商品を提供する。注文した商品は宅配のほか、国内4万カ所の商品引き渡し契約先で受け取ることができる。
ワイルドベリーズは2004年に事業を開始。20年1-9月期の売上高は新型コロナ流行に伴う巣ごもり消費が追い風となり、前年同期比87%増の40億ドルに達した。国外ではベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギスタンに加え、昨年はポーランド、スロバキア、ウクライナ、イスラエルでもサービスを開始している。