独商用車大手トレイトン傘下のMAN・トラック・アンド・バス(NTB)は1月26日、ドイツ国内の従業員数を2022年末までに3,500人、削減することで従業員代表と大筋合意したと発表した。昨年9月に打ち出した人員整理計画の一環。経営上の理由による整理解雇は行わない。
同社は昨年9月、従業員を世界全体で9,000人削減する方針を打ち出した。業績が悪化するなかで車両の電動・デジタル化に向けた投資資金を確保することが狙い。
本国ドイツとオーストリアを中心に全世界のすべての事業分野で人員整理を行う。墺シュタイル工場(従業員2,200人)と独プラウエン、ヴィットリヒ工場(140人)は売却する意向だが、売却先が見つからない場合は閉鎖する。