コンチネンタル―産業用ベルト工場に投資―

自動車部品や製造業向け製品を手がけるコンチネンタルは8日、独北部のダンネンベルク工場に総額1億6,000万ユーロを投資すると発表した。風力発電設備向けの新製品を生産するほか、イントラロジスティクス向けの製品で品質検査を強化する。

風力発電設備は温暖多湿地域に設置されることが多く、腐食リスクが高い。同社はその対策としてベルトの両面に保護層を施した新製品を開発した。すでに中国メーカー新疆金風科技(シンシァン・ゴールドウインド・サイエンス・アンド・テクノロジー)向けに出荷することが決まっている。

倉庫内の物流ではネット通販需要の拡大を背景に運搬の無人化が進展。これに伴いベルトに対する品質の要求水準が高まっている。同社はこれを受けて、不良品をこれまでよりも高い精度で弾けるようにする考えだ。

上部へスクロール