独製薬大手バイエルのヴェルナー・バオマン社長は15日、独バイオ医薬品企業キュアバックが開発中の新型コロナウイルス用ワクチンの受託生産を年内にも開始する見通しを明らかにした。これまでは来年を予定していたが、やや前倒しできる公算が高まってきた。
バイエルは1日、キュアバックの新型コロナワクチンを受託生産することを明らかにした。独西部のヴッパータールにある工場で2022年にワクチン1億6,000万回分を生産する契約。地元ノルトライン・ヴェストファーレン州政府が迅速認可手続きを適用し支援することもあり、今年12月にも出荷を開始できる見通しが高まってきた。