フォルクスワーゲン―20年営業益45%減少―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が2月26日発表した2020年12月期決算の営業利益(特別費計上前)は前期比45.0%減の106億700万ユーロへと落ち込んだ。コロナ禍が響いた格好。特に上半期が振るわなかった。売上高は11.8%減の2,228億8,400万ユーロで、売上高営業利益率は前期の7.6%から4.8%へと低下した。税引き後利益は37.1%減の88億2,400万ユーロだった。

世界の自動車市場は回復に向かっていることから、21年12月期は大幅な販売・売上増を予想している。経営陣は売上高営業利益率の予想レンジを5.0~6.5%としたうえで、その上限を目指す意向を表明した。

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