フォルクスワーゲン―電動車販売を今年は2倍以上に―

独フォルクスワーゲン(VW)ブランド乗用車は17日の決算発表で、2021年12月期の電動車販売台数を前期の2倍強の45万台以上に拡大する計画を打ち出した。電気自動車(EV)などのモデル攻勢を通して販売を一気に加速。EVで約30万台、プラグインハイブリッド車(PHV)で約15万台を目指す。1~2月の販売実績はEVが前年同期比51%増の1万5,500台、PHVが174%増の1万6,300台と好調だった。

20年12月期の営業損益(特別費計上前)は4億5,400万ユーロの黒字となった。コロナ禍で販売と売り上げは大きく落ち込んだものの、固定費を約10億ユーロ圧縮するなどコスト削減に努めることで、赤字転落を回避した。売上高は20%減の711億ユーロ、販売台数は16%減の630万台だった。

21年12月期は販売と売り上げで大幅増、売上高営業利益率で3~4%を目指す。

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