独鉄鋼業界団体シュタールが22日発表した3月の粗鋼生産高は前年同月比14.8%増の377万5,000トンと大きく拡大した。前月は営業日数が少なかった影響もあり5カ月ぶりに落ち込んだが、3月は再び拡大。鉄鋼需要は衰えていないことが統計上、明らかになった。
高炉鋼が13.7%増の255万8,000トン、電炉鋼が17.2%増の121万7,000トンとともに拡大した。銑鉄は10.7%増の232万6,000トン、熱間圧延鋼材は11.9%増の337万6,000トンだった。
1~3月の粗鋼生産高は1,017万6,000トンで、前年同期を3.2%上回った。高炉鋼が3.4%増の701万3,000トン、電炉鋼が2.7%増の316万3,000トンとともに拡大。銑鉄は3.3%増の648万トン、熱間圧延鋼材は5.3%増の920万6,000トンだった。