卸売物価が10年来の上げ幅に、4月は7.2%を記録

ドイツ連邦統計局が11日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比7.2%増となり、2011年3月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は3カ月連続。2月は2.3%、3月は4.4%だった。

物価を最も強く押し上げたのは石油製品で、上昇率は34.1%に達した。このほか、古材・残材(+83.6%)、鉱石・金属(+28.1%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(+14.5%)、化学製品(+10.7%)で上げ幅が大きかった。家畜などの動物は10.9%低下。コンピューター・周辺機器・ソフトウエアと食肉・肉製品もそれぞれ4.3%、2.6%低下した。

4月の卸売物価指数は前月比でも1.1%増となり、6カ月連続で上昇した。動物は前月を6.5%上回った。

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