化学大手の独ランクセスは1日、有機革化学事業を米投資会社ブラック・ダイアモンド・キャピタル・マネージメント傘下の独TFLレーダーテヒニクに同日付で譲渡したと発表した。ランクセスはクロム化学品事業を昨年1月に中国の兄弟科技(Brother Enterprises)に売却しており、今回の取引で革化学事業からの撤退を完了した。
TFLとの取引額は最大1億1,500万ユーロ。第3四半期終了までに約1億ユーロを支払い、その後3年間の業績に応じて1,500万ユーロを上乗せする。TFLはランクセスの有機革化学事業の債務と従業員(420人)を引き受ける。