バイオ製薬の独モルフォシスは2日、米同業コンステレーション・ファルマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。コンステレーションが開発中の医薬品を取得することで事業の拡大を加速する狙い。
コンステレーションを1株当たり現金34ドルで買収する。これは過去5営業日の加重平均株価を約70%上回る水準で、同社をおよそ17億ドルと評価したことになる。過半数株の確保を買収成立の条件としている。7-9月期の買収手続き完了を見込む。
コンステレーションはがん治療薬の開発を手がける企業で、骨髄がん治療薬「pelabresib(CPI-0610)」は治験の最終段階に当たるフェーズ3、血液がん・固形がん治療薬「CPI-0209」は治験中間段階のフェーズ2に達している。