タカラバイオ―ビオンテックに遺伝子組換えタンパク質供給―

タカラバイオは21日、独バイオ医薬品企業ビオンテックの子会社ビオンテック・セル・アンド・ジーン・セラピーに遺伝子組換えタンパク質「レトロネクチン」を供給することで合意したと発表した。レトロネクチンに関する特許の商業利用も認める。

レトロネクチンはタカラバイオが開発した遺伝子組換えタンパク質。ウイルスを利用した細胞への遺伝子導入に際して添加すると遺伝子導入効率が高まり、細胞の拡大培養を効率的に行うことができる。

ビオンテックは現在開発中の、固形がんに対する遺伝子治療薬の製造にレトロネクチンを使用する計画だ。

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