ポルシェ―サプライヤーに再生エネ100%投入を要求―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェは1日、サプライヤーおよそ1,300社に対し今後は部品生産に100%再生可能エネルギーを投入することを義務付けると発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立を2030年までに全バリューチェーンで実現するための措置。新規の車両プロジェクトで今月以降に実施するすべての入札にこのルールを適用する意向だ。再生エネに切り替えないサプライヤーは受注を獲得できなくなる。

ポルシェは電池のサプライヤーに対して昨年から再生エネの使用を義務付けている。今後は他のサプライヤーにも同義務を課す。自社の主要な拠点では炭素中立を実現済み。

同社は脱炭素に向けて今後10年で10億ユーロ強を投資する方針も明らかにした。販売する車両に占める電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の割合は25年に計50%、30年に同80%超へと引き上げる目標だ。

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