化学大手の独コベストロは1日、同日付で組織を再編したと発表した。「ポリウレタン」「ポリカーボネート」「コーティング・接着剤・特殊品」の3部門からなるこれまでの体制を、2部門7事業体体制へと改めた。市場と顧客のニーズにきめ細かく対応するとともに、持続可能性を重視することで、競争力を高める狙いだ。
「ソリューションとスペシャリティーズ」と「パフォーマンス・マテリアルズ」の2部門へと事業を振り分けた。ソリューションとスペシャリティーズは技術革新のスピードが速い複雑な製品を手がける部門。同社は応用技術サービスと組み合わせて競争力を高めていく。同部門は「テイラード・ウレタン」「熱可塑性ポリウレタン」「コーティングと接着剤」「エラストマー」「エンジニアリング・プラスチック」「スペシャルティー・フィルム」の6事業体で構成される。
パフォーマンス・マテリアルズ部門ではポリカーボネートとウレタン成分の汎用品、基礎化学品を競争力のある価格で提供していく。