5月小売売上が前月比4.2%増加

ドイツ連邦統計局が1日発表した5月の小売売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を4.2%上回った。新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減り店舗営業規制が緩和されたことが大きい。コロナ禍がドイツで本格化する直前の2020年2月に比べても3.9%高い水準だ。

小売売上は前年同月比では実質(物価調整値)2.4%減少した。比較対象の20年5月に比べ営業日数が1日少なかったため。減少幅は食料品店で2.9%、非食料品店で2.2%に上った。

1~5月の小売売上は前年同期を実質0.4%上回った。食料品店が0.9%、非食料品店が0.2%の幅で伸びた。