DMG森精機の独子会社DMG Moriは23日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。6月中間期決算が好調だったうえ、好景気が下半期も続くと予想されるためで、売上高を従来予測の約18億ユーロから約19億5,000万ユーロ、営業利益(EBIT)を約6,000万ユーロから約1億ユーロへと上方修正。新規受注高も約20億ユーロから約22億5,000万ユーロへと引き上げた。
6月中間期の新規受注高は12億4,870億ユーロとなり、前年同期を59%上回った。昨年上半期はコロナ禍で受注が激減。工作機械の需要は特に大きく落ち込んだ。21年4-6月期は前年同期比の増加幅が92%に達した。
6月中間期の売上高は9億3,350億ユーロで、前年同期を11%上回った。機械販売が好調だった。サービス・交換部品売上は移動規制の影響で伸び悩んだ。EBITは27%増の4,220万ユーロ、税引き後利益は26%増の2,830万ユーロだった。