ビレロイ&ボッホ―業績回復、売上は32%増加―

食器やキッチン家具、衛生陶器の有力メーカーである独ビレロイ&ボッホが20日発表した2021年6月中間期決算の営業損益(EBIT)は3,900万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1,000万ユーロ)から大幅に改善した。比較対象の昨年上期はコロナ禍で業績が大幅に悪化。一部店舗の閉鎖や生産の一時停止を余儀なくされていた。

21年6月中間期の売上高は4億4,960万ユーロで、前年同期を32%上回った。国外事業が特に好調だった。

業績をけん引したのはバスルーム製品事業で、営業利益3630万ユーロ(前年同期860万ユーロ)を計上。利益の大部分を稼ぎ出した。売上高は31.7%増の3億2,310万ユーロだった。

経営陣は下半期も業績拡大が続くと予想している。21年12月通期は売上高で前期比10.5%増の8億8,500万ユーロ、営業利益で50%強増の7,500万ユーロ強を見込む。

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