ドイツ鉄道(DB)は23日、同国西部を襲った歴史的な洪水で鉄道インフラが受けた被害の総額が約13億ユーロに達するとの中間報告を発表した。すでに復旧作業を開始しているものの、完全復旧には長い時間がかかる見通しで、年内の修復は全体の80%程度にとどまると予想している。
15日から16日にかけて集中豪雨が襲った結果、ノルトライン・ヴェストファーレン、ラインラント・ファルツ両州では各地でライフラインは大きな被害を受けた。鉄道もレールや枕木、道床、路盤のほか、橋およそ50本、信号扱所40カ所、踏切180カ所、架線柱・新号柱1,000本超が損傷した。