BASF―中国合弁で川下製品の生産能力増強―

化学大手の独BASFは5日、中国石油化工(CINOPEC)と合弁運営する南京の統合生産拠点で川下製品の生産能力を2023年から増強すると発表した。現地需要の拡大に対応する考え。生産規模は明らかにしていない。

生産能力を拡大するのはプロピオン酸、プロピオンアルデヒド、エチレンアミン、エタノールアミン、エチレンオキシド。このほか、ターシャリーブチルアクリレートのプラントを新設する。同社がターシャリーブチルアクリレートの生産拠点をドイツ以外に設置するのは初めて。

BASFと中国石油化工は折半出資の合弁会社BASF-YPCを通して南京の統合生産拠点を運営している。

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