流通大手の独メトロは5日、日本法人メトロ・キャッシュ・アンド・キャリージャパンの事業を10月末で終了すると発表した。日本市場は細分化されているうえ、競争が厳しいことから、利益を確保しながら成長を続けることができないと判断。撤退を決めた。高級食材のデリバリーを手がける「クラシック・ファイン・フーズ(CFF)」については日本事業を継続する。
メトロ・キャッシュ・アンド・キャリージャパンは2002年、飲食店やホテルを対象に事業を開始した。店舗は関東地方に計10カ所ある。直近の売上高は約2億5,000万ユーロで、営業赤字(EBITDA)500万ユーロを計上した。従業員数は約1,200人。