自動車部品を中心にIoT事業を展開する独ボッシュは12日、車載電池製造装置事業に参入すると発表した。車両の電動化を背景に電池需要が急増し、製造装置のニーズも大幅増加が見込まれることから、新規事業を立ち上げる。
自動車用電池パックの有力メーカーである独ベバストをパイロット顧客として獲得した。べバストに検査機能付きの生産ラインを供給する。ボッシュは顧客企業に部品やソフトウエアも提供していく考え。2025年以降は売上高で年2億5,000万ユーロ目指す。
同社はまた、製造装置分野のノウハウを活用してマイルドハイブリッド車向けの48ボルト電池を製造することも明らかにした。独東部アイゼナハ工場に今年、7,000万ユーロの投資を行う。電動アシスト自転車向け電池の生産で培った知見を活かす。