ドイツ連邦統計局が8月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比3.9%増となり、インフレ率は約28年来の高水準となった前月を0.1ポイント上回った。石油や中間財の価格高騰を背景とする輸入物価上昇の影響が最川下の消費者物価レベルでも強まってきた。
エネルギー価格は前年同月を12.6%上回り、上げ幅は前月の同11.6%から一段と拡大した。食料品も4.3%から4.6%へと上昇。物価に占める比重が53%に上るサービスは2.5%で、前月を0.3ポイント上回った。
前月比のインフレ率は0%で、前月の同0.9%から大幅に低下した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が3.4%、前月比が0.1%だった。