ハパックロイド―コンテナを新規発注、物流ひっ迫で―

海運大手の独ハパックロイドは8月30日、標準コンテナ7万5,000TEU(20フィートコンテナ換算)を新たに発注したと発表した。コロナ禍からの世界経済の急回復を背景に港湾の貨物取扱量が急増し、コンテナ不足が深刻化していることに対応する。

中国メーカーに発注した。10-12月期にコンテナを受け取る予定。同社が昨年からこれまでに発注した量は計62万5,000TEUとなる。

ハパックロイドのロルフハッベン・ヤンセン社長は、「わが社のコンテナは通常、積み下ろしまでの輸送期間が50日に上る。現在は港湾と埠頭の世界的な極度の渋滞を受けて最大で60日以上を要するようになっている。これはコンテナのキャパシティが20%不足していることを意味する」と事情を説明した。

同社のコンテナ保有量は280万TEU強に上る。

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