BASF―CATLと戦略提携、電池材料分野で―

化学大手の独BASFは16日、中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と電池材料分野で戦略パートナーシップを締結すると発表した。正極材と電池リサイクルの分野で協業。電池の持続可能なバリューチェーンを構築するとともに、CATLの欧州事業の進展をサポートする。両社の炭素中立目標実現に寄与するとしている。

CATLは現在、同社初の欧州工場をドイツに建設している。BASFは電池リサイクルネットワークの構築と材料の安定供給を通してCATLの欧州サービス能力強化を支援。自社の専門的な知見を深化させるとともに、グローバル市場での地位を強化する。BASFのマルクス・カミート取締役は、「正極材の主要メーカーであるBASFの強力な地位とリチウムイオン電池分野でCATLが持つ専門知見を組み合わせることで、技術革新と電池の持続可能なバリューチェーン構築が世界的に加速される」と述べた。

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